はじめに
”指定校推薦”というと何をイメージされますか?
「楽な試験」、「ずるい」、「嫌われる」などのほかに、「馬鹿が多い」や「就職で不利になる」といったイメージもあるのではないでしょうか?
私も指定校推薦を受験する際に、そのようなワードですごく不安になっていたのを覚えています。
今回は、そのような噂が本当なのか、どうしてそのような噂が広まってしまったのかについて述べていきたいと思います!
馬鹿な人が多いのか?
単刀直入に言えば、多いというのが現状です。
しかし、これは一般入試で入学した人と比べた場合であり、一概に馬鹿というのは間違った捉え方です。
なぜなら、指定校推薦で入学するには、高校での勉強を真面目に受ける必要があるからです。
また、大学のレベルが高くなるほど、指定校推薦枠に選考されるのは狭き門です。
その狭き門を突破した人だけが指定校推薦で合格することができます。
ですので、指定校推薦で合格した人のすべてが馬鹿という捉え方は捨てるべきなのではないかと私は思います。
実際に、私の大学における指定校推薦生はまじめな生徒が多く、講義やテストに対して本気で取り組んでいます。
確かに、一般入試の人と比べると学力が劣っている場合もありますが、高校時のバランスの取れた勉強法が活きることもあります。
また、大学から心機一転すれば、一般入試の人よりも高い成績を残すことも可能です。
ですので、大学は入学した時からが勝負となり、卒業までにどれだけ頑張れるかで人生が変わります。
「指定校推薦で入学したから自分は馬鹿なんだ」というくだらないレッテルを貼るのではなく、どうしたらそこから抜け出せるかを考え、行動しましょう。
そうすれば、きっと輝かしい大学生活が送れると思います!
就職で不利になるのか?
よくネットで、”指定校推薦で入学すると就職の時に不利”という言葉を見ますが、はっきり言って、これはでたらめです。
まず、大学入学後に”一般入試の入学者”と”指定校推薦の入学者”で区別されることはありません。
また、就職の際に入試形態などを聞かれることもありません。
では、なぜそのようなでたらめが広まってしまったのでしょうか?
これには、大きく分けて”2つの原因”があります。
1つ目は、指定校推薦に対する他者からの妬みです。
指定校推薦入試の多くは、12月には結果が出ます。
当然、その頃の受験生はストレスMAXの状態であり、他の人の合格が更なるプレッシャーになることは間違いありません。
そのような時に、指定校推薦を利用した人が合格を喜んでいる姿を見れば、「近づきたくない」、「自分は指定校推薦なんて使わないんだ!」といった感情が起こるのは自明です。
そのような感情による妬みが「就職で不利になる」や「馬鹿ばかり」といったでたらめな情報に発展してしまったと考えられます。
2つ目は、指定校推薦で入学した人の能力が「一般入試の人たちに比べて劣ることが多い」という事実があることです。
就職というのは受験と同じく、能力の高い人が採用されます。
つまり、一般入試で入学した人のほうが、多くの就職先から内定をもらえる可能性が高くなります。
しかし、先ほども述べた通り、大学において「一般入試入学者」と「指定校推薦入学者」が区別されることはありません。
また、就職は勉学の能力だけではなく、コミュニケーション力や協調力などの能力も重要視されます。
ですので、就職活動で成功したいのならば、それ相応の努力を大学在学中にすることで誰でもよい就職先が見つかるチャンスがあるといえます。
まとめ
少しでも指定校推薦への不安が解消されましたか?
私も学生時代、「指定校推薦で入学して本当に大丈夫なのか、将来が心配・・・」といった不安がありました。
しかし、いざ大学に入学してみると、指定校推薦で馬鹿にされることはほとんどなく、他の人とも仲良く大学生活を送れています。
ですので、周りの言葉をあまり気にせず、自分で決めた道を突き進みましょう!