指定校推薦

指定校推薦のメリットとデメリットは何か?受験前に知っておくべきことを公開!

はじめに

指定校推薦を利用することで後悔している人が少なからずいるように、指定校推薦にはメリットもあり、デメリットもあります。

このデメリットを理解せずに大学へ入学すると、入学後に後悔し、最悪の場合、大学を辞めることになってしまうかもしれません。

今回は、指定校推薦で大学に入学することのメリットとデメリットについて、詳しく述べていきたいと思います!

指定校推薦のメリット

その1 合格発表の早さ

まず、合格発表の時期が他の受験生よりも断然早いです。

基本的に、指定校推薦の合格は12月にはわかります。

合格発表が早ければ、受験の不安から解放されるのも早いですし、何より入学までにできることが増えます。

私の経験上から述べると、指定校推薦で合格した人の大半が運転免許の取得を始めます。

また、大学の勉強を始めることもできますし、とにかく自分の時間が増えます。

私は読書が趣味なので、その期間はひたすら読書をしていました。

また、合格後には大学側から事前課題が送られてきます。

事前課題は、大学にもよりますが、決して1~2日で終わる量ではありません

内容としては、問題集2冊分や読書感想文(本:5冊)など様々です。

「そんなに課題があったら、学校の授業や趣味なんてできないのではないか?」と思う人もいると思います。

でも安心してください。

それらの課題をやりながらでも、勉強や趣味をすることは全然可能です!

しっかりと計画を立て、実行さえできれば、趣味との両立はできます。

指定校推薦は合格時期が早いからこそ、自分が本当にやりたかったことにいち早く取り掛かれるという点では最も良い入試方式だと思います。

その2 受かりやすい

「指定校推薦は100%受かる!」

指定校推薦を考えている人なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

この言葉の9割は事実であり、残りの1割は虚偽の情報です。

どうしてそのようなことが言えるかについては、以前の記事で述べているので、この場では控えさせていただきます。

とにかく指定校推薦は受かりやすく、これ以上合格しやすい受験方式はほかにありません

もしも、目指す大学に確実に合格したいのならば、指定校推薦という方法もあることを覚えていただけるとよいと思います。

その3 受験の費用が安く済む

指定校推薦でかかる費用は、センター試験の受験料を含めなければ、10000円ほどです。

それに比べ、一般入試でかかる費用は受験校が一校だとしても、35000円ほどかかります。

「たかが25000円程度の違いだけではないか」と思う人もいるかもしれません。

しかし、これは受験校が一校の場合なので、現実にはこれよりもはるかに高くなります。

基本的な費用を下の表でまとめましたので参考にしてください。

センター試験 18000(3教科以上の場合) 12000(2教科以下の場合)
国公立大学(2次試験) 一校につき17000
私立大学(一般入試) 一校につき35000

参照元:受験にかかる費用 Benesseマナビジョン

例えば、私立大学を5校受験するとすれば、35000×5=175000円となり、受験するだけでかなりの金額がかかるということがお分かりいただけると思います。

このように、受験校が増えるごとに受験に必要な金額は増えていきます。

つまり、指定校推薦で合格が決まれば、これらの費用を抑えることもできるということになります。

指定校推薦のデメリット

その1 勉強をしなくなる可能性がある

指定校推薦の合格発表があるのは、受験生が最も本気で勉強している12月です。

その時期に合格が決まり、勉強をしなくなってしまったら、周りの人たちにかなりの差をつけられてしまうのは自明のことです。

また、自分は勉強するから大丈夫と思っている方も注意が必要です。

なぜなら、”受験を間近にしている人の必死さ”と”受験を終えた人の必死さ”は桁違いだからです。

受験を終えてしまうと、その先はあまりモチベショーンが高くなく、高くしようとしても、受験で落ちることがないので安心してしまいます。

その結果、周りの人にかなりの差をつけられてしまうという結果になります。

ですので、合格後も自分は受験生であること忘れずに勉強できるかが勝負になります。

その2 選択肢が狭くなる

私立の一般入試なら、自分が受けて、合格した学校の中から選択することができますが、指定校推薦はそのような選択ができません。

高校に来ている指定校推薦枠の中からでしか選択できないので、選択肢が狭くなってしまう可能性が高くなります。

また、自分の高校に例年通り、指定校推薦枠が設けられるわけではないので、もし自分の行きたかった大学の枠がなかった場合は選択肢が狭くなります。

自分の行きたい大学、学部がちょうど指定校推薦枠としてあればいいですが、なければほかの枠か一般入試に切り替えなければいけません。

たまに「枠がないからほかの指定校推薦でいいや」という考えの人がいますが、そのような中途半端な選択をすると大学入学後に必ず後悔します

理想論になってしまいますが、指定校推薦は自分の行きたい大学、学部があるから受験するものですので、それ以外の人は十分に考えてから決める必要があると言えます。

まとめ

指定校推薦のメリットとデメリットについて、少しでもお分かりいただけましたか?

指定校推薦を利用する際は、指定校推薦のメリットを活かし、自分がデメリットのようにならないことが大切です。

指定校推薦生の中には、将来のことをあまり考えておらず、学歴が欲しいから進学するといった安易な考えの人もいます。

そういった人は大学入学後にやる気を失ってしまうことが多く、中退していまったりする原因ともなります。

もし皆さんが指定校推薦を少しでも考えているのであれば、その大学に行きたい理由や入学後に何をしたいのかを見直してみるのも良いでしょう!

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