はじめに
大学入学後はどのような入試形態でも、”クラス分けテスト”と呼ばれるテストでクラスが分けられる場合があります。
私の大学でもクラス分けテストがあり、当時はだいぶ緊張したのを覚えています。
今回は、「そもそもクラス分けテストとは何か」や「テストの平均点」などについて述べていきたいと思います!
クラス分けテストとは
クラス分けテストとは、”プレイスメントテスト”と呼ばれ、大学の授業を円滑に進めるために講義が始まる前にあらかじめテストを受け、そのレベルでクラスを分けるテストを指します。
主に英語のクラスを分けるために使用され、このクラス分けのテストは大学に入学するすべての生徒が受けることになります。
この英語のテストは、主にTOEICやTOEFLなどの公的なものが多いです。
必ず受けなければいけない?
まず、大学のクラス分けテストは受けたほうが良いです。
その理由は大きく分けて2つあります。
1つ目は、”一般的にTOEICなどの英語の試験を受けようとすると受験料がかかるから”です。
大学によって異なりますが、ほとんどがTOEICを入学した大学で受けることになると思います。
このTOEICの受験料は大学の費用に含まれており、先払いということになっています。
ですから、受けなければただお金を無駄にしているということになってしまいます。
2つ目は、”クラス分けテストを受けないと、自分のレベルと違ったレベルで英語を学ぶことになるから”です。
大学の英語の授業は高校の授業とは異なり、講義中すべて英語です。
また、高校では英語の先生は日本人ということがほとんどだと思いますが、大学では外国人が先生となります。
ですので、日本語が通じないのが普通です。
そんな中、自分のレベルより高いクラスに入ってしまうと、授業についていけなるという事態に陥ってしまう可能性があります。
これらのことから、1年次のクラス分けテストは必ず受けるようにしましょう!
受けないとどうなる?
1年次のクラス分けテストはクラスを分ける指標になるので、受験しない場合は最低クラスに配属されることが多いです。
もしくは平均点のクラスに配属される場合もあります。
しかし、これは大学によって異なりますので、やむなく受けられない時は必ず大学の事務所に連絡を入れるようにしましょう!
また、2年次にもクラス分けテストが行われることがあります。
このクラス分けテストは受験をしなくても1年次の得点がそのまま引き継がれることが多いです。
1年次に比べると受験者数は格段に減ります。
しかし、自分の英語力を確かめるためにも受験をすることをおすすめします。
本気で解いたほうがいいのか?
もちろん本気で解いたほうが良いと言いたいところですが、”本気で解くことによるデメリット”も存在しますので説明していきます。
すべての問題を自分の考えのもと本気で解くのは、良いことです。
しかし、所々で勘を使い、もしもそれが全問正解だった場合、あなたの得点は当然あなたの実力ではなくなります。
運も実力のうちといいますが、大学のクラス分けテストでのその運はまだとっておいたほうがいいです。
実際に高いレベルのクラス配属になると、ほかのクラスに比べ、課題の量が多かったり、進みが早いなど、大変になってきます。
実力よりも低いクラスに入るよりは良いですが、かといって自分のレベルよりも高いクラスも大変なので注意してください。
平均点はどのくらい?
平均点は大学のレベルにもよりますが、おおよそ大学生が最初に受けるTOEICの点数として”550~650点程度”がとれていれば、中間クラスに入れます。
また、最低点は400点未満であり、最高点は900点を超える人もいます。
最高点のクラスは非常に難易度の高いクラスとなり、教科書の進むスピードがほかのクラスの倍になることもあります。
「ならば、なるべく低い点数を取って楽なクラスに入ろう!」と考えたそこのあなたは注意したほうがいいでしょう。
なぜなら、点数が低いからと言って楽なクラスというわけではないからです。
点数が低いからこそ課題の量が多かったり、コミュニケーションがうまくいかなかったりといった問題があります。
ですので、自分のレベルに合った英語教育を受けるためにも、クラス分けテストは受けておきましょう。
ちなみに、平均点というのはその年々で変動するので、定かなことは言えませんが、英語検定準2級から2級程度のレベルを目指せば良いでしょう。
まとめ
クラス分けテストについて、少しでもお分かりいただけましたか?
初めてのテストで緊張するかもしれませんが、その点数が大学の成績に直接関係するわけではないので、ある程度リラックスして受けましょう!
私も初めて受験したTOEICがクラス分けテストでした。
TOEICはある程度の対策をすれば、落ち着いて解くことができます。
まずは、自分の力試しをするつもりで参考書を購入してみるのが良いでしょう。