はじめに
指定校推薦で合格すると、「今まで通っていた塾を止めたほうが得なのではないか」という意見を耳にすることがあります。
私も高校時代、ある塾に通っており、指定校推薦に合格してからは行くべきか、やめるべきか悩んだことを覚えています。
今回は、私の経験や友人に聞いた話をもとに、合格後の塾を続けるべきかについて述べていきたいと思います!
塾に通っていないという人にはあまり関係のない話題に思われがちですが、学校や図書館に行くことは、塾に行くことと同じ捉えていただければよいでしょう。
合格後も塾に行くべきか?
結論から述べると、行くべきです。
その理由は2つあります。
1つ目は、”合格が決まったからと言って気を抜くことはできないから”です。
ここで気を抜いてしまうと入学後の授業についていけないといったことに陥ります。
周りが必死で勉強しているときに、勉強できない人はどんな時も頑張れない人です。
また、塾をやめて家でほかの勉強(大学の予習やTOEIC)をしようとする人がいますが、それも止めたほうがいいです。
本来の受験で必要な勉強をやめて、大学入学後に必要な勉強をするのは、高校を卒業してからで十分です。
TOEICなどの勉強をしたい気持ちはわかりますが、大学入試の問題集でも英語の読解力を上げることは可能です。
2つ目は、”周りの人のやる気を奪ってしまうから”です。
「塾にいるほうが迷惑なのではないか」と考える人もいるでしょう。
しかし、実はその逆なのです。
合格した人が塾を止めてしまうと、合格を目指す塾の環境に悪い雰囲気が漂います。
”受験は団体戦”というように、だれか一人が雰囲気を乱せばその周りの雰囲気も悪くなります。
ですので、合格した際は塾に通い続け、一般受験を受けるつもりで勉強することをおすすめします。
止めたほうが得か?
確かに、費用的にはやめたほうが得でしょう。
塾に行くには何かとお金がかかりますからね。
しかし、指定校推薦の合否がわかるのは12月です。
この時期にやめたとしても、3ヶ月分の費用程度です。
3ヶ月分の塾費用が決して安いと言いたいのではありません。
この時期に塾をやめてだらけてしまうのに比べれば、塾の3ヶ月分の費用は安いということです。
また、この時期に塾で必要な教材はあまりないでしょう。
上記でも述べた通り、塾をやめても勉強ができる人は良いですが、大抵の人は塾を止めるとだらけてしまいます。
ですので、この時期に塾をやめることは、あまりおすすめできません。
学校の担任と塾の意見ではどちらを参考にするべきか?
結論から述べると、どっちでもよく、あなたの好みです。
学校の先生や塾の先生だからと言って、必ずしも正しいことを言うという保証はありません。
中には推薦生のことを邪魔物のように扱う人もいるでしょう。
そのような人の意見を無理に聞いていれば、あなたの精神がもちません。
ある程度は聞き、それ以外は聞き流すようにしましょう。
また、学校と塾では教育方針が異なる場合があります。
その際は、どちらのほうが自分のことを考えてくれてるかで見分けましょう。
その際の注意点として、自分に対してあまく接することだけが優しさではないということです。
あなたのことがどうでもよかったら、優しく「遊んでいいよ」などというでしょう。
しかし、これは本当の優しさではありませんよね。
つまり、どちらの意見を信じてもよいし、信じなくてもよいのです。
あなたが本当に信頼できる人を頼りましょう!
まとめ
塾をやめるかの最終的な判断は、あなたです。
自分を制御できる自信があるのならばやめても構いませんが、大抵の人は怠けます。
今やるべきことが何なのかをじっくり考え、最適な判断をできるようにしましょう!