目次
はじめに
”推薦入試”と言っても、いくつかの種類があります。
また、名前が異なるだけでなく、各受験における対策が異なってきます。
今回は、推薦入試のうちの”指定校推薦”、”公募推薦”、”AO入試”の違いについて述べていきたいと思います!
公募推薦とは
”公募推薦”とは、大学が求める基準を満たす生徒に、面接試験や学科試験を課し、大学側はそれをもとに合否を判断する試験のことです。
一般的に、公募推薦は国公立大学での推薦試験として取り入れられていますが、私立大学の推薦試験としても用いられています。
指定校推薦と公募推薦の違い
校内選考の有無
一般的に、指定校推薦は校内選考によって選らばれた生徒が受けることができます。
それに対して、公募推薦は基本的に基準を満たしていれば誰でも受けることができます。
しかし、最近では、指定校推薦の校内選考ほどではありませんが、教師によって判断されることもあるので注意が必要です!
合格率
指定校推薦は、99%受かると述べました。
それに対して、公募推薦は必ずしも受かる試験ではありません。
公募推薦には、合格できる人数にある程度の決まりがあり、大学の資料を見ることで確認できます。
一般的に、昨年度の合格人数の±1~2人と考えると良いでしょう。
AO入試とは
”AO入試”とは、面接試験や小論文、活動報告書(内申書など)によって、大学側が生徒を多面的に判断し、選考する試験のことです。
一般的に、AO入試は私立大学の推薦試験として取り入れられていますが、国立大学でも用いられ、最近は定員を増やすという措置が成されています。
指定校推薦とAO入試の違い
校内選考の有無
AO入試は、自らの意思で受ける試験なので、校内選考はありません。
また、AO入試を受験する上で重要なことは、その大学で何を学びたいかなどのビジョンをしっかりとさせることです。
合格率
公募推薦と同じく、AO入試は必ずしも合格する試験ではありません。
大学側は、志願者がその大学にふさわしいと判断すれば、合格にしますし、ふさわしくないと判断すれば、不合格になります。
また、上記でも述べましたが、AO入試で重視されることは、”入学意欲”です。
ですので、面接などでは、どれだけ自分がその大学に入りたいのかをアピールできるかで合否が左右されます。
まとめ
それぞれの推薦入試の違いについて、お分かりいただけたでしょうか?
最後にそれぞれの入試における選考方法、合格率をまとめておきますので参考にしてください!
指定校推薦
選考方法:志願理由書、内申書、面接、小論文、学科試験
合格率:99%
公募推薦
選考方法:志願理由書、内申書、面接、小論文、学科試験
合格率:大学によって異なる(当大学の公募推薦入試合格者数を調べると良い)
AO入試
選考方法:志願理由書、内申書、面接、小論文
※AO入試には、学科試験を課す大学もありますが、課さない大学のほうが多いので、選考方法には記載していません。
合格率:大学によって異なる(当大学のAO入試合格者数を調べると良い)
推薦入試の種類は、おおむね上記で述べた通りですが、選抜の方法は各大学で異なりますので、受験前にしっかりと対策することをおすすめします。