はじめに
8~9月は”指定校推薦”のワードが学校中に広まってくる時期だと思います。
そんな中、「指定校推薦は逃げだ!」や「指定校推薦なんて卑怯な入試形態だから、なくなってしまえばいいのに!」という意見をよく聞きます。
私が高校生の時も、ある一部の人がこのような意見を指定校推薦生の目の前で堂々と話していました。
確かに指定校推薦は合格する時期も早く、合格のしやすさで考えると最も簡単に大学入試を終えることができる方法かもしれません。
ですが、指定校推薦で大学に合格するには”大学側が設けた条件”を満たし、かつ校内選考で選ばれなければなりません。
また、3年間の評定を維持することは、どの高校でも難しいことであり、並大抵の努力ではライバルとの差は開きません。
一般入試のほうが受験に対するストレスは大きいですが、かといって指定校推薦生を見下すことは間違っていると私は考えています。
指定校推薦生は、大学側が設けている入試形態に従って入学したのですから、自信を持つことを忘れないようにしましょう。
今回は、指定校推薦生が抱えやすい”不安”を解消することが目的となっています!
その1 からかいを真に受けない
指定校推薦で合格すると、周りの友達から「いいよな~指定校推薦は・・・」などという言葉を入試が終わるまで聞かされることになるでしょう。
このような言葉に対して、反抗するのはやめましょう!
一般入試というのは絶対に合格できるという人でさえも、かなりのストレスを受けます。
そんな中、受験形態なんかで喧嘩をしたら一生後悔します。
私も受験期はそのようなことで悩んだ経験があります。
おそらく指定校推薦で入学する人のほとんどがこのような経験に直面するのではないでしょうか?
しかし、それらの言葉を真に受けていたら自分にも相手にとってもよくありません。
ですので、その際はこちら側が少しだけ大人になって、軽く受け流す程度に振舞いましょう。
そうすれば、受験が理由で友人関係が崩壊することはまずないと思います。
その2 ただの妬み
その1でも述べた通り、指定校推薦はからかいの的になりやすいです。
からかいがひどくなると段々悪口になってきます。
そんな中、あなたにできることは、”ただ耐えること”です。
耐えることはきついことですが、これも大学入試の一部と考えるとそこまで苦ではありません。
また、指定校推薦の悪口を言う人というのは、それだけ不安になっているということを覚えておいてください。
実際にあなたが入試に余裕で合格するような人だったら、相手の入試形態など気にしませんよね?
つまり、相手の悪口を言う人ほど、その人に関して心のどこかで「うらやましい」という気持ちがあるのです。
また、もしもあまりにも悪口を言う人がいたら、その人との関係を経ってしまってもかまいません。(こちらが大人になっても対処しきれない場合)
高校での友達も大切ですが、大学でも新しく友達はつくれます。
ですので、あまり気落ちすることなく気軽に振舞いましょう。
その3 大学入学後の差別はない
以前、大学入学後に入試形態で差別されることがないと述べました。
これは、学校としての差別がないという意味であり、実際の生徒間での差別はその大学に入学してみなければわかりません。
ですが、ほとんどの大学で入学後の差別はないと考えて良いでしょう。
なぜなら、大学は生徒同士の入学形態を気にするほど気持ちが切羽していないからです。
先ほど大学の入試形態で文句を言う人は不安を感じている人であると述べました。
これは、大学入学前の話であり、大学入学後はそのような人も妬みなどの感情がなくなることが多いのです。
また、大学は中学・高校と違い、行動できる範囲が桁違いになります。
というのも、大学生(二十歳になった人)は半数以上が年齢的に大人です。
大人は子供に比べるとできることが格段に増え、より自分の活動範囲が大きくなります。
つまり、入試形態など気にする時間が無くなるのです!
また、本当に頭のいい人は他人の入試形態などあまり気にしないことが多いです。
ちなみに、私の周りには偏差値が70程度の人達が数多くいますが、彼らから指定校推薦で馬鹿にされたことは一度もありません。
まとめ
指定校推薦で一番自信を無くしているのは、実は自分自身だったという事は結構あります。
自信を持ちすぎて一般受験の邪魔をするのは良くないですが、ある程度の自信を持ち、目の前のことと共に大学入学後のことを考えると気持ち的にも楽になります。
大学は高校と違った意味で非常に楽しい場所です。
ぜひ、希望の大学に進学し、充実した大学生活を送ってください!