はじめに
指定校推薦には枠数があり、高校側はその枠数にあった人数を校内選考で選びます。
枠数よりも志願生徒数が多ければ、落ちてしまう場合もあります。
今回は、指定校推薦の校内選考で落ちてしまった場合の切り替えについて述べていきたいと思います!
校内選考で落ちたら
校内選考で落ちると当然、その指定校推薦枠は他の人のものになります。
では、校内選考で落ちたときに、ほかの指定校推薦枠が余っていたらそれを取ることはできるのでしょうか?
例を挙げてみます。
校内選考でA大学に落ちてしまったとしましょう。
その後、B大学の指定校推薦枠が誰からの推薦もなく残っていたとします。
このとき、A大学の校内選考で落ちてしまった人でもB大学の校内選考を受けることが可能なのかということです。
結論から述べると、可能です。
しかし、これに関しては各高校によって異なる面が多いと思いますので、校内選考が始まる前に担任の先生や進路指導の先生に聞いておくことをおすすめします。
また、一度校内選考で落ちた場合、ほかの指定校推薦が残っている保証はありません。
当然のことながら、一度校内選考で落ちた場合、余っている指定校推薦の中から選ぶことになります。
すでに決まってしまっている指定校推薦からは選べません。
残っている指定校推薦枠の中に自分の第2志望の大学があるのならば良いですが、その中から無理やり選ぶことはおすすめしません。
ほかの入試形態に変更は?
校内選考で落ちたとき、ほかの入試形態に変更はできるのでしょうか?
基本的に、校内選考で落ちた後は一般受験をすることになるので、入試形態が変わることは当然のことです。
では、校内選考で落ちた後、AO入試や国立大学の公募推薦を受けることができるのでしょうか?
これも各高校・大学によって異なりますが、可能な場合もあります。
国立大学の公募推薦の出願期間は8月であることが多く、指定校推薦の校内選考結果よりも早い時期であるので、指定校推薦から公募推薦に変更することは基本的に不可能でしょう。
しかし、校内選考は9月の中旬~10月の中旬あたりに決まるので、AO入試に変更することは可能です。
AO入試の出願期間は大学によって異なりますが、10月の場合もあり、校内選考で落ちてしまった場合でも出願することができます。
試験方法を変更すると口で言うことは簡単ですが、いざ変更しようとすると結構大変なことを覚えておきましょう。AO入試は書類選考、小論文、学科試験、面接試験が課せられることが多く、短期間の対策でどうにかなるものではありません。また、書類選考における書類は”活動報告書”や”調査書”と呼ばれ、担任の先生にお願いして書いていただくものです。受験期の先生はかなり忙しく、急に書いてもらうことは、難しいかもしれません。ですので、もしも試験方法の変更をすると決めた場合は、なるべく早く先生方に相談しましょう!
まとめ
校内選考で落ちた場合は、一般受験がほとんどだということを上記で述べました。
指定校推薦を受ける人のほとんどが「自分なら校内選考に選ばれる」ということを心の底で思っているはずです。
自信を持つことは良いことですが、自信から一般受験のことを忘れてしまうのは良くありません。
一般受験の勉強をしながら、推薦入試のことを考えるこの時期は本当に苦しいことでしょう。
ですが、これも推薦入試を選んだあなたの道です。
もしものことを常に考え、落ちてしまった時の切り替えができるように先を見ながら行動しましょう!