はじめに
指定校推薦で合格すると、「センター試験の勉強をする意味がわからない」といった意見を耳にすることがよくあります。
私も指定校推薦で合格してから、一般入試の人とセンター試験の対策をするのはかなり苦痛でした。
今回は、指定校推薦合格後にセンター試験を受験した私の意見を述べていきたいと思います!
センター試験は受けるべきか?
「指定校推薦で進学大学は決まったし、センター試験は受けなくてもいいか」
「センター試験は金の無駄になる」
指定校推薦合格後に、上記のような気分になる人もいるでしょう。
実際に、私が高校生の時もこのような考えをしていた時期があるのを覚えています。
指定校推薦で合格すれば、確かに進学先は決まります。
「センター試験の勉強をするよりかは、ほかの勉強に力を入れたほうがいいのではないか?」
と思う人も多いでしょう。
しかし、冷静に考えてください。
センター試験は、2次試験を受けるための”ふるい”に過ぎません。
大学入試には、”センター利用入試”という入試形態も存在しますが、一般的にはセンター試験を受け、2次試験を受けることで合否が決まります。
センター利用入試とは、”センター試験の得点を用いて、大学に得点を提出し、合否が決まる入試形態のこと”です。センター利用を使う人はかなり多く、難易度が高くなる傾向にあります。
つまり、もしも指定校推薦ではなく、一般入試で大学に入学する場合は、センター試験で一定の得点を取らなければ合格できないことになります。
また、センター試験を受けると模試のように得点分析が送られてきます。
この得点分析を見ることで、2次試験を受ける大学を決めます。
この得点分析がかなり重要であり、自分のレベルや合格率が詳しく載っています。
つまり、センター試験を受けなければ、この得点分析を得られず、最終的に自分がどのレベルにいるのかの判断ができなくなります。
実際、指定校推薦で大学に入学した生徒の多くがセンター試験を受験しています。
担任の先生に「受けたほうがいい」と言われたからという単純な理由で受けた人も多いでしょう。
しかし、受けるか受けないかでは雲泥の差があります。
ちなみに私もセンター試験を受験しました!
受けた感想としては、「点数下がっちゃったなぁ」という悲しい現実を突きつけられましたが、受けなかったほうがよかったとは全く思っていません。
指定校推薦で入学する人の多くは、”まじめな性格の持ち主”です。
人生一度のセンター試験を受けずに後悔するよりかは、自分のレベルを見るためにも受験することをおすすめします。
センター試験の勉強はしたほうがいいのか?
先述した通り、センター試験は受けることをおすすめしました。
しかし、必ずしもセンター試験対策をしなくてはいけないのかと言うと、そうでもありません。
センター試験を利用するのは、一般受験の人たち(私立大センター利用・国公立大)です。
ですので、指定校推薦で合格している人は、必ずしもセンター試験の勉強をしなくてもよいです。
もちろん、センター演習をしてもかまいませんが、それよりも2次試験に対応できるようになるほうが重要です。
ですが、最低限、学校で行われるセンター演習は本気でやりましょう。
あなたがほかの勉強をしていると友達のやる気を損なう可能性がありますし、なにより学校でだけでもセンター試験の演習時間は確保してほしいからです。
まとめ
センター試験は、高校レベルの知識がどの程度身についているかの試験です。
指定校推薦で合格しているからと言って、センター試験を適当に受験するのは本気で臨んでいる人に失礼ですし、何よりも受験から逃げていると捉えられます。
自分の最後の腕試しだと思い、真剣に受験することを強くおすすめします。