はじめに
指定校推薦はほとんど落ちることのない試験ですが、それは校内選考に選ばれた場合です。
つまり、校内選考で他の人よりも成績が悪ければ、そもそも受験資格すらもらえません。
ですので、指定校推薦は校内選考が勝負とも言えます。
今回は、指定校推薦の校内選考でどのようなことが審議されるのかについて述べたいと思います!
校内選考で友達に差をつけるには
指定校推薦を受けるには、校内選考に選ばれる必要があると以下の記事で述べました。
指定校推薦はこの校内推薦に選ばれなければ、受験資格すら得られないということになります。
では、どのようにしたら校内推薦に選ばれやすくなるのでしょうか?
まず、校内推薦で選考する人はあなたの高校の教師です。
教師は普段のあなたの授業態度、成績など、学校での行動をほとんど把握しています。
また、学校内だけではありません。
部活動の顧問は、普段の部活に対する態度や学校外での活動を把握しています。
このように、校内選考に選ばれるには、教師から「あの子ならこの大学に行っても十分努力できる」と思われることが必要になります。
指定校推薦は一見、評定を取ることだけに集中しがちですが、勉強面だけでなく、普段の行動にも尽力できるとより校内選考で選ばれやすくなります。
また、指定校推薦の場合は基準評定のほかに、英語検定やTOEICの点数などの基準が設けられる場合もあります。
指定校推薦枠が発表されてから資格取得をするのは時期的に難しく、事前に資格がある状態の方が気持ち的にも楽です。
ですので、英語や数学などの資格試験を早めに挑戦しておくという事も大切です。
校内選考で選ばれるには、部活をやっていないといけないのか?
校内選考は、おおむね評定平均で選抜されますが、前述したとおり、普段の学校生活も評価対象になります。
では、指定校推薦の校内選考は部活をやっている人のほうが選抜されやすいのでしょうか?
この疑問の答えは、その高校の教師によります。
しかし、私は部活動で頑張っていた生徒のほうが選抜されやすいと考えています。
例えば、あなたが教師だとします。
2人の生徒が次のような場合は、どちらの生徒を選抜したいと思いますか?
Aさん | Bさん | |
評定平均 | 4.8 | 4.8 |
部活 | 野球部 | 帰宅部 |
※彼らの学校での態度や授業態度を一切考慮しないとします。
この場合、多くの人がAさんを選ぶと思います。
確かに、Bさんもかなりの勉強をしたことでしょう!
しかし、野球部に属しながら、Bさんと同じ評定平均を得ているAさんのほうが、頑張りを評価されやすいということが言えます。
つまり、部活に入っていた人のほうが、友達と同じ評定平均でくらべられた際に、有利になることが多いということです。
また、両者がどちらも部活をやってない、またはどちらもやってる場合は模試の成績も判断基準になることがあります。
ですので、校内選考で選ばれたければ、日頃から何事にも全力で挑むことを強くおすすめします!
ちなみにですが、私も校内選考で複数の生徒から選ばれました。私の学校ではクラスごとにランクがあり、一番高いクラスでは東大や医学部に進学する方もいました。その校内選考の中には一番高いクラスの子もいましたし、部活動で好成績を残している方もいました。しかし、最終的に私が校内選考で選ばれる結果となりました。後ほど担任に理由を聞いたところ、評定平均がずば抜けてよかったらしいです。つまり、指定校推薦の校内選考で最も重要な判断材料は評定平均であるということが言えます。
まとめ
校内選考で選ばれるためには日頃からの努力が必要であるとお分かりいただけましたか?
大学が人気大学になるほど校内選考は激化します。
そのため、まずはどうすれば校内選考で選ばれるのかを理解し、以下の3つのことを意識しながら学校生活を送りましょう!
その1 評定平均をできる限り高くする
その2 学校での態度(主に授業態度)をよくする
その3 勉強以外のことにも進んでチャレンジする